CAMPERS

キャンプ初心者や、これからキャンプを始めようとしている人達に役立つ情報をお届けするブログです。おすすめのキャンプ商品のレビューやキャンプを楽しく快適に過ごせるノウハウを主に紹介しています。

ルールとマナーを守って、みんなが楽しいアウトドアを

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はじめまして。へそちゃ(@hesocha_twi)です。

ゆるキャン△の影響か、YouTubeやブログでキャンプやアウトドアを扱ったものを以前よりも多く目にするようになりました。

アウトドア好きとしては、ファンのすそ野が広がることは嬉しいことですし、ブログやSNSを通じて同好の仲間を見つけられありがたい限りです。

ただ、愛好者が増えればそれに比例するようにマナーの悪い不心得者も増えているような気がします。

私の暮らす長野県はキャンプ場やアウトドアに適した自然が沢山ありますが、そういった場所で最近は目に余るようなマナー違反を目撃することがあります。

今回、うぃるさんのご厚意により場を提供していただけましたので、キャンプファンの皆様にお願いを書かせていただきました。

直火禁止のキャンプ場で構わず焚き火の暴挙

とあるキャンプ場の一角に、こんな場所を見つけました。

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まぁ、ここキャンプ場ですしね、知らない人が見たら特に違和感もないありふれたキャンプ場の風景なのかもしれません。

しかし、実はこのキャンプ場は直火は禁止されているのです。

ここで言う直火とはキャンプギアなどを利用せず、地面の上で直接焚き火することです。

この場所に限らず、現在では多くのキャンプ場が直火を禁止しており、決められた場所で決められた方法で火を扱うこととなっています。

そのため通常、こういったキャンプ場で火を使う場合は焚き火台やバーベキューコンロなどを使うか、焚き火を避けてガスコンロなどを使います。

が、しかし、これです。

探してみるとあちこちに焚き火をしたであろう跡がありました。

焚き火台なんて安いものは3,000円以下です。

campers.hatenablog.jp

高額なキャンプ用品を揃えているような人であれば買えないはずは無いのですし、キャンパーならば殆どのキャンプ場で直火が禁止されていることなんて知っているはずです。

要するに、メンドクサイとか直火の雰囲気を楽しみたいと言った利己的な理由でルールやマナーが蔑ろにされているのです。

国定公園内で焚き火って正気ですか?

上記の例はキャンプ場だから百万歩ほど譲って「けしからん!」くらいで済ませますが、中には完全にアウトなものもあります。

以前にこんな場面にも出くわしました。

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焚き火をした形跡がありました。

直ぐ近くには、使いきれなかった薪が無造作に捨てられていました。

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これだけでも相当な問題ですが、さらに重大だと思うのはこの場所が国定公園内であるということ。

実はここ、この数年でキャンパーたちの間で穴場のキャンプスポットとして有名になっているようで、動画サイトやSNSにその様子が数多くアップされています。

「そもそも、ここってキャンプなんてして良い場所なのだろうか」と調べてみると環境省のHPでこんな資料を見つけました。

八ヶ岳中信高原国定公園(長野県地域)公園計画書

この資料によると、一応この一帯は「野営場」として想定しているようで、キャンプ自体は禁止されてはいないようです。
しかし、このようなマナー違反が続けば、今後扱いが変わっていくことだって予想できます。

と言うか、既に「何らかの歯止めが必要」とか「このままでは色々と規制されてしまうのではないか」というのが地元民の大方の意見です。

これ以上おかしな客に集まられても困るので場所は書きません。
ここまで読めば、わかる人には分かると思いますし、分かった人くらいしかココでキャンプしようとは思わないと思いますので、場所は詳しくは書きません。
「あそこかな?」と心当たりがある人は絶対にマナーを守ってください。

それにしても、こういった場所での焚き火は流石にマズくないですかね?
法的にもどうなの?ってレベルです。

この焚き火の跡を見つけたのは2年前の晩秋の頃。
周りは枯れ草が多く、一歩間違えれば山火事です。

キャンプをするような場所って、景観のよい開けた場所だったり、人里離れた場所だったりします。
そういう場所は地理的に強風が吹きやすかったり、消防設備が十分でない場合が少なくなく、そのようなところで火が付いてしまえば一気に燃え広がってしまいます。

実際、今回紹介した場所でもかつて火事があり山小屋全焼してしまうということがありました。

残った炭や薪、出したゴミくらい持ち帰れ

上記の国定公園の例にあるような直火使用のルール違反のほかに、バーベキューコンロなどで使った炭やゴミを持って帰らず、その場に捨てていってしまうマナー違反をよく目にします。

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こういう人たちは炭や薪は捨てても自然に還るとでも考えているのでしょうかね?

答えはご覧のとおりですよ。自然に還るのっていつのことなんでしょうね…?

そりゃあ、炭も薪も元は自然のものですから、いずれは土に還るのでしょう。
しかし、それには長い時間がかかります。
それまでの間、この捨てられた炭は景観を壊し続けるのです。

ゴミを放置する輩にいたってはもう何を言っても無駄でしょうが、炭だけを残していってしまう人たちには良心のカケラが残っていると信じて、これを買うことをおススメします。

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火消壺です。
中身は以前キャンプで使い、燃え残った消し炭です。

各社様々な商品が販売されていますが、安いもので十分です。

容器に炭を移し、蓋をすれば、あとは酸欠になって火が消えてくれます。

炭と容器が冷めた後、灰は振るいにかけて一般ゴミとして捨ててしまいましょう。
残りの消し炭は次回のキャンプで再び利用可能です。

こういったものが無い場合や、忘れてしまった場合も、ダッチオーブンや飯盒などフタのできる容器に入れて持ち帰りましょう。

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みんなが気持ちよく楽しめるように

「来た時よりもキレイにして帰る」的なことを小・中学校の時に、遠足などで先生から言われませんでしたか?
そこまでしないまでも、後で使う人が気持ちよく利用できるように、自分が出したゴミや炭の後始末くらいはシッカリとやっていきたいものです。

美しい自然と、きれいな環境が整ってこそのキャンプです。

それを守ってみんなで楽しいアウトドアを楽しみましょう。

この記事を書いた人

へそちゃ

日本のへそ、諏訪湖畔に住む小市民です。

平日は自身の経営する学習塾で講師を、休日は観光ガイドをやっています。

ブログ:ヘソで茶をわかす

Twitter:@hesocha_twi

CAMPERS管理人から一言

こんにちは。うぃるです。

以前にSNSでも、ゆるキャン△の作中に登場するスポットがマナーの悪いファンの被害を受けていると話題に挙がっていました。

私自身、へそちゃさんが冒頭で書かれていたようなゆるキャン△の影響でキャンプを始めた人です。

私の場合は「キャンプを始めたい」とCAMPERSメンバーのベニィさんに相談した際に「キャンプを楽しみたいなら、ルールとマナーを必ず守ること!」と強く教えられました。

そのように、きちんと指導してくれる人が身近にいたことに感謝です。

キャンプを始めて半年以上が経過し、私もキャンプの魅力をブログやTwitterで発信する機会が多くなりました。

魅力と共に、ルール・マナーを守ろうという大事な考えも、1人でも多くの人に伝えていきたいですね。

へそちゃさん、ありがとうございました!